2020-01-01から1年間の記事一覧

彗星

くるまる毛布のぬくもりは私自身だからもっとも孤独に近い優しさであり熱である。静寂の夜に目を閉じて潜る心の海、孤高のみ、連れてけるものは何も無い。耳を澄ませて静けさの中に眠る豪雨のような沈黙に気付く、ああ解像度。ぼくの解像度はどこへ行ってし…

まままま、まじょりてぃ

夢にチャットモンチーの橋本絵莉子さんが出てきたので、久しぶりにチャットモンチーを聴いていた。心の泥を掬われて沈殿が舞うように、涙が自然に溢れそうになった。さいきん音楽を聴いて、心がこんなに揺さぶられることがなく、素晴らしすぎる君島大空さん…

みえないみえる、輪郭のうちとそと

あなたは運命を信じますか、信じるか信じないか、それは絶対的なものでも宗教的なものでも超自然的なものでもなく、ぼくにとってはその他雑事や常識や良識を積み重ねてきた当たり前の事象と同様だ。信じざるを得ない、あるに違いないと思った出来事が、いく…

されども

昨年の今頃は、コンセントが抜けているのに気付かず冷蔵庫の中のものを全部ダメにしたり、大好きな人たちとピクニックをしたりしていたらしい。気負わなくてもすきでいてくれる人たちを大事にしようと思っていたらしい、輪郭は取り戻せたかい?それと猛烈に…

このこころ、ここにいること

自分がやりたいことと、自分が見たいものをやるということ、後者をなりたい自分になるという観点で見るとこれはどちらも自分主体の話で、でも否なるんだ〜似て。おれはおれがなりたい自分だと思ったことあんまり無いけど良くはなってきてる気がする、これは…

屑の光、チカチカと星

出会いと別れ出会いと別れ、さよならだけが人生ならば出会いもまた人生。時は巡り日はめくり、夜に寝たり朝に寝たり、夜に起きたり朝に起きたり。今朝は酒の匂いが凄まじい美女を眺めながら茄子の素揚げを食べたりした。その前は旧友と朝まで電話をしたりな…

つめたいひかり

同い年の凄まじい才能を持つ方が亡くなってしまった。才能なんて関係ないよ、才能なんて関係なく悲しい出来事なのに才能があって努力をして才能を磨かれてきた方だから沢山の人にその死を悼まれている。同い年の方が亡くなってしまった。未曾有の情勢下のひ…

シノナツをこえたい

夏は永遠に続くような暑さを湛えていたのにあっさりと終わった、何かが終わることについて綺麗にいくことの方が少ないなんていつ諦めただろう。こういうとき例えば恋の終わりのように、というようなありきたりでいちばん簡易的に人の心を撫でられそうな語彙…

島を渡る

先日「知らないことあるんですか?」と問われて、あるに決まってるのにすぐ答えられなかったことがなんだか忘れられない。おれは何を知っていて、何を知らないのだろう。これまで何を知ってきて、これから何を知っていくんだろう。事実という言葉と、真実と…

恋とか愛とかの渦

さいきん若い人たちの恋愛模様みたいなものを間近で見せられていて食傷気味。みんな恋愛が好きで、決まりきったようにみんな恋愛が好きだからちょっとグロテスク。もちろん自分もその一部であることは否めない。誰かの存在にすがったり、誰かの存在に希望を…

ひとりはこわい

曲を作っている。完璧主義はあまり良くないからこだわりすぎないように、でも魂を込めて。こんなに怖かったっけ、ひとりで全て完結させるということ、責任を負うということ。バンドメンバーが待ってるとかライブやイベントや企画があるとかでなく、単に作り…

嫌な夜、明くる朝の死神

人生で初めて、自分の若さみたいなものについて強く考えている。いまわたしは声優という職業を目指していて、毎日考えたり努力したりしている。この業界は基本的にとても年若いので、役者というものに年齢は関係ないと言いながらも、やはり自分に残されたタ…

流れるのはフロウ、おれはいつも水に興味がある

先日、友達に誘ってもらってサイファーに参加させてもらった。サイファーってフリースタイルダンジョンみたいな感じでめちゃくちゃ韻を踏んでめちゃくちゃdisり合うのかと思ってたんだけどそういうのではなかった(ど素人のお手本みたいな感想)。ビートに乗…

暮らしと退廃と光

生きてるって感じする?生きてる感じってなんだろう。刺激をいつだって求めていて、退屈を上塗りしたくてやってきたけど、大切なことはけっこう退屈だったりする。会社という場所に行かなくなって95日が経った。本を読んで知らない世界を知るのも、必要なこ…

光、液体、祈り

浴びることができるのは液体だけだと思っていたけれど光も浴びることができるらしい、言葉って面白いですね。そうそう、わたしは人間らしさを愚かさやノイズのようなものだと思い込んでいて、研ぎ澄まされるということと機械になることの違いについてずっと…

夜、液体、流れ込む

あ、純度の高い死にたみは贅肉で淀みまくった脳に対してやってくる。夜ってやっぱり液体だし、過去ってやっぱり潮流。昔すごくすごく好きな人に好きなタイプを訊いたら「知らない世界に連れてってくれる人」って言ってて、知らない世界を提供し続けられる自…

明くる

個であるということ、社会という場に生きているがわたしは個である。今日は最高の一日だったんだけど、絶望的感情を与えられる側面もあったりしていて目が眩むようだった。わたしはわたしを人間で居させてくれるすべての人に祈りやいたわりや優しさを持って…

光る百年

書こうと思ったことがあったが少し置いておいたばかりに忘れてしまった。苛立つ。全部タイミングなんだとしたら生きるの向いていなさすぎる。タイミングを掴むには瞬発力が必要で、いつだって後から気付くことが多いぼくにはそういう力が無い。シャーマンキ…

泥の器

深夜4時、沈黙が飽和して騒々しくなってくる時間帯に少しだけ一人であることを思い出す。サーキュレーターが冷やす頭の先から脳があって脊椎を通って肉肉肉、腰の先に二つの長い骨とその先に床と重力があってああ、全身があるのだとゆっくり考えるのはだい…

世界の中心

誰かへの強い感謝の念だけが器を支配するときは依存と紙一重だということを自覚している。わたしは誰にも触れられないわたしだけのものを大事にしたくて、その究極は過去であり思い出であり過ぎ去ったわたしの感情なので、長いあいだ感傷に強い執着を持って…

蒼い蜘蛛、透明だった瞬間にわたしは

映画を観た、わたしが昔つくった曲を主題歌に使ってくれた映画を観た。前に監督の子のブログを偶然見つけたとき、ダメ元で連絡をくれたと書いてあった。ダメ元どころか、断る理由なんてわたしには無いんだけど、とても嬉しかった。わたしは、特にこの曲につ…

暗日

先日、虹走さんの初恋を壊された話を読んだ。何の気なしに見かけたので軽い気持ちで読み始めたら全1042ページ一気に読み進めてしまった。わたしは世代の割にインターネット文化への参入がかなり遅かったのでチャットとか掲示板への投稿をしたことはないんだ…

自分になっていく

完全にやらかしている、何かっていうと、夜型になってます。眠りたいのに夜、眠れない。夜更かしはだいすきだけど眠りたい時に寝付けないのは厳しいものがありますね。 毎日書くと決めたものの書くことがなくなってきた感がある。出来事がなくても心が動けば…

明日以降も生きる、そういう気持ち

書こうと思っている間に寝落ちた。毎日書こうと思ってから本当に3日坊主になって絶望している。。。 昨日は書籍を出版したメンバーとZOOMで遠隔飲みをした。なんだかんだ、もう3年近い付き合いになる。中学生くらいの頃、学生時代にできた友人こそ掛け替え…

つみ、かさね

今日は暑かった、もうだいたい夏。少し夏バテ気味?体調があまりよくない。身体に穴を開けた。自分の身体を自分で選んでいく。はやくピクニックがしたいよ、家にずっといるのは案外ストレスのようで驚きだ。小学生の頃、毎日ライトノベルとマンガをベッドで…

夏ごい

無職ではあるが生活リズムを狂わせるのはよろしくないと思い、今朝は6時頃に起きた。在職中より早起きなんかーい。最近は毎日部屋を片付けているのだが進捗は芳しくない。体感的に目算の20倍以上の時間をかけている。流石に情けなくなってくる。どうしてわた…

魂ごい

毎日書くと言ったそばから8日も空いてしまった。毎日書きます。なんでいつもこうなんだと思うが、前向きにやるしかない。 仕事を辞めました。1年2ヶ月ぶりの無職です。非常に濃密な1年間でした。「一流のビジネスパーソン」なんて言葉を生で聞く機会がこれか…

千遠

毎日書こうかな、そう宣言しておけば毎日書けるんじゃないか。めんどくさいものほどやっぱり重要で、めんどくさいなあと思いながら重たい腰を上げておこなったことはだいたい気持ちのよいことだ。やりたいこと、というものについて考える。やりたいことだけ…

としわすれ

気付いたら年も明けてはや四半期が過ぎてしまった。昨年ブログに残しておこうと思いながら書けていない話がいくつかあったので書いておく。 たとえば代々木のカレー屋で出会ったゆきちゃんのはなし。耳の裏に爬虫類のタトゥーが入っていて、若い頃は有名なコ…

暮らし1-2-3

とても恐ろしい夢を見て気が滅入った。今持っている積み上げてきたものを全て捨てて、知らない部屋でひとり暮らしている夢。特別恐ろしいことが起こるものではなく、ただ知らない土地の、知らない部屋で暮らしていく、暮らしていかなくてはならない話。それ…