2016-01-01から1年間の記事一覧

肯定ならまかせろ

それなりの時間をかけて暗いブログを書いていたんだけどやめた、去年が感傷の年だとしたら今年は焦燥の年でした、来年はそうだな、遠くへ行きたい。自力ならもちろん良いし、流されるとしてもどんどん遠くまで流されていきたい、孤独だとか諦めだとか、掬え…

音楽を聴くのにも才能が要る/要らない

音楽を好きということに対して天才的な友達がいる。その子は別に何も作ってないんだけど本当に音楽を好きということに対して天才で、どれくらい天才かというと音楽の聴き方にも才能ってあったんだなって自然に思ってしまうくらい天才。音楽の聴き方っていっ…

舟出

離れ離れになってもぼくらはぼくらのままで生きていくし、違う国で同じ朝の陽を待つ。舟出という曲を作った、静かで地味な曲だ。彼女は「別れとは川の対岸にいるようなものだ」と言っていた。ぼくにはその意味が本当のところではわからなかったから、何も掬…

一つになれたとしても、せめて二つだけでいようよ

みんな見えないものを信じている、みんなが思っているよりそれはきっとそうだ、例えば言葉。言葉は目に見えるようでいて、その奥にある心は目に見えないものだし、声だってただの振動だ。その振動を運良く耳が捉えられたとしても、それを脳が正しく認識して…

人間でいうと

「全肯定なんて何にも見てないし選んでないのと一緒だ」って友達が言っていたので、ここ数ヶ月ずっと頭の片隅で考えていたけどやっと消化できてきた気がする、日本語は日本語でしかないので、自分語に変換できるようになるまで無限に考えてしまう。好きな人…

日常は手作り

余計なものがあるかないか、余計なものかどうかで生きている、昨日はササクレフェスだった、昨年と同じくボランティアスタッフ。朝時点で軽い二日酔いだったので応募しなきゃよかった〜とか思ってたけどやっぱり最高だった、情熱で人が動くことは気持ちがい…

浅ましいので人が死ぬとシンプルに悲しい、会ったことがなくても関係がなくても悲しい、センチメンタルになって日記に書いちゃうくらいに浅ましい、やだな、浅ましくてもなんだっていいけど誰も死なないで欲しい、誰かが死を選んだり、死に選ばれたりするこ…

むかし「振れ幅が存在の大きさ」だって友達が言ってくれたから、おおきく震えるようにしている、何度も壊れてきた、壊してきた、人は機械と違うので壊れても勝手に直るし強くなるからすごい、絶対に死ななければいいだけだからどこにだって行けちゃうし何だ…

再生の朝とひかりのよる

メモ帳を見返したら「君の分まで不幸になれば君が幸せになれると思った」って書いてあって愚かだなあと思った、器を満たすのが好きだった、零れる瞬間に輪郭がはっきりするから、夜が深くなればなるほど1人になれるのに知らないうちに朝になるから辿り着け…

愛について

愛という1つの言葉をみんな当たり前のように使う、恋愛事はいつだってキャッチーだ、でもこの国の外では実際LOVEだとか別の呼び方をするし、色々なグラデーションのある感情を1つの共通言語で扱うのはとても怖いことだと思う、特にこの言葉に関しては。「…

有無

呼吸によって吐き出されるそれが酸素か二酸化炭素かなんて本当は些細な違いだ、吐き出し方が美しいかどうか、忘れがちだけど本当はそっちの方に価値がある。変わらないものがずっと変わらないことは嬉しい、変わるべくして変わるものが変わってしまうことも…

オリジナル・ラブって良いバンド名だよね

曲がるつもりじゃない角を曲がるのが好き、モテキの小宮山夏樹のセリフだけどあのマンガでいちばん心に残っている。昨日は人生で初めてSMバーに行ってきた!知らない世界を知りたい、知らないことがたくさんあるのは最高だ、思ってもみない方向に転がって…

地平線、水平線、空中線

何もないことが恐いだけなんだ、だからいたずらに悲しみを生むんだろう さいきんずっとこの歌詞が胸の裏にこびりついている、何も無いよりは確かに、悲しみの方がいいと思っていた。 そんなことをここ数日考えていたら、また1つ生まれた日がやってきた。誰…

memento mori

終わりが来るものに興味がないので、ときたま息が出来なくなってしまう。今日は最悪の日だった、思考とは裏腹に身体が勝手に動かない、悔しくて悔しくて、でも涙も出ない、ぼくはぼくがいつか終わることを知識としては知っている、知ってしまった。 かつては…

端境

大事なものが大事かどうか失うまでわからないのだとしたら、なるほど確かにさよならだけが人生だ。バランスよく生きられる人は人生何周目なのか、はたまたバージョンが違うのか、どちらにせよ同じ人間だとは思えない。いつも何かに依存して生きてきた。依存…

ほんとうのきもち

ほんとうのきもちってなんだろう、ぼくはいまとてもねむい、これはほんとうのきもち?ねむらずにフリック、フリック、だからにせものかもしれないきせつもはずれるが、あたらしいさんだるがほしい、小気味好く日々をくぐりたい、甘やかされてしまいたい、で…

このきもちのなまえは

ふかくいきをすいこんで、吐き出す一呼吸のうちに紡ぎ尽くすように言葉を吐き出す、絞り出す、止まっちゃいけないみたいに、息をすって、言葉を出す、息をすって、言葉を流し出す、ひとがあつまってきた、ぜんいんいきている、ここにいるのはぜんいん、いき…

くらいほし、つめたいほし、やわらかいもの

真夜中から夜明け前にかけては包み込むようでいてそれでいて刺さるようでもあり、そう全てが混ざり合っているのです、身体と外側の境界線ももちろん最も曖昧な時間帯であるため、こうして膜が破れたように言葉も溢れ出してくるのです疲労するのはすきだ、あ…

無色吐息

選んだもの、選ばなかったもの、選べなかったもの、みっつめとふたつめの区別があまりつかない、耐えねば耐えね、絶えねば絶えね、いつまでこんな暮らしをつづけたらいいのか、あいたいひとにはたいていあえない、あえないからあいたいのか、その違いもわか…

日日の泡

この世の全ては裏表だから何かを言い切ることなんて無意味だ、全てを知っているということは全てを知らないことに繋がっていく、大切なものはいつだって一瞬だった、一瞬、一瞬が遠くなっていく、おれは近いうちに死ぬだろう、そうだな、あと100年もしないう…

むすび

「社会に迎合するとつまらなくなる」なんてふた昔前のロックンロールでも安易だったかもしれないけれど、元々の逃げ癖と感傷中毒がどんどん悪化しているような気もするさいきんは、というか昔からだったかもしれないけれど、でも昔よりは消極的にかつドップ…

嫌いにならないことが愛だと思っていたが嫌いになってしまえないことが愛なのかもしれない

新宿も池袋も豪雨、あめアメ雨、あえて電車に乗らずに歩いて帰っている、この街に来て知ったこと、生きることの困難、セミが夏に強く鳴くこと、この国に四季があること、人が生きることのたくましさ、頑なさ、消えない光、みんな生きている、みんな生きてい…

好き・スキ・隙

夏には魔物が棲んでいる、「夏の魔物」って言葉を最初に生み出したのがスピッツだとしたらスピッツすげ〜〜〜完璧じゃん嬉しくなったり切なくなったり愛おしくなったり試したくなったり、魔物に踊らされる夏、善悪なんて知ったことか、身一つで今を食べよう…

うつくしいひ

夏休みが始まる前に生まれたあの子が夏休みのような毎日をおくっていけますように

今年の夏はガッツ

気怠い夏の情緒は優しい上に傲慢なので、身を任せていると緩やかに殺されてしまう夏が優しいだなんて思ったのは初めて、この街に来てからだ夏など無いように生きる人は眩しくて好きだ、季節に揺さぶられない芯の通った魂を愛しているぼくはもうすこぶるダメ…

愛している、愛している愛している愛している、そんな相手など居もしないのに、心の中で何度も繰り返している、それは公園のベンチに座って眺めた沈む夕日だったり、誰にでも等しく訪れたはずの朝のぼくにしかわからない光だとか、集まってきた静けさが塊に…

ななの火

七夕、去年の今日は初めてゴールデン街に足を踏み入れてた、今年の今日は仕事に忙殺され踏み躙られていることをありありと感じながら七夕だということに気付いたのも日が半分を過ぎてからだった指の先の方から念入りに砕かれ、ヒラヒラのヘナヘナにされてい…

かみさまにあいたい

まもりたいもの、大切にしたい人、大切にしたかった人、美しいと思い尊重したい人たちは、この肉体や物理や属性や通念やそうして与えられた権利・ルール・物であるがゆえに愛おしい部分、によって全てを大切にすることなど出来なかったし出来ないし、これか…

肺とオレンジ

ここではなんにもなかった、どこに逃げたってどこにもいけないのだとしたら、逃げきれないぼくのほうが恥ずかしいのであった、ゆらめく蜃気楼のような、蔓延るデング熱のような、笹鳴く、ほどなく生きる、たった一秒を生きることがこんなにも難しい、いち、…

ドルフィン・キック

つけっぱなしの風鈴の音がまず耳に残る、全身を包む膜のような疲労、漠然とした不安の煙が頭の周りをキュルキュル、リンリン、リンリンリン、夏の気だるさ身体のだるさ、スマートホンばかりいじくって、胸の奥の方にある左の扉をひっかいて、左脳からとめど…