2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

光る百年

書こうと思ったことがあったが少し置いておいたばかりに忘れてしまった。苛立つ。全部タイミングなんだとしたら生きるの向いていなさすぎる。タイミングを掴むには瞬発力が必要で、いつだって後から気付くことが多いぼくにはそういう力が無い。シャーマンキ…

泥の器

深夜4時、沈黙が飽和して騒々しくなってくる時間帯に少しだけ一人であることを思い出す。サーキュレーターが冷やす頭の先から脳があって脊椎を通って肉肉肉、腰の先に二つの長い骨とその先に床と重力があってああ、全身があるのだとゆっくり考えるのはだい…

世界の中心

誰かへの強い感謝の念だけが器を支配するときは依存と紙一重だということを自覚している。わたしは誰にも触れられないわたしだけのものを大事にしたくて、その究極は過去であり思い出であり過ぎ去ったわたしの感情なので、長いあいだ感傷に強い執着を持って…