2021-01-01から1年間の記事一覧

問いの松明、恋の最悪

なんていうか人生どうなってくのかなって考えてまず最初に簡単に間違いなく辿り着く絶対の終わりって死じゃないですか。その過程とかいつ死ぬのかとかってのは置いておいて、とにかくどんな人も最後は死なんですよ。じゃあ生きるって何?って考えると死を目…

そこどこここの

生と死の混濁、ゆるむ輪郭のしるべ、黒が光で白が闇であることの方が往往にして多い。重荷重いそこに吐露し折々、想い、氷の恋。雑煮の餅。おい、主に滅び。とうに遅い、脆い、ほどほどに呪い。ここは遠い。

空きアキ秋飽きあき

お元気ですか?わたしはこの質問をされるとボチボチです、としか答えられない。元気ってどういう状態?良いことも悪いこともあるなあ、とか考え始めてフリーズしてしまう。夏が終わったらしいです。秋が始まるらしい、けど、季節感をまったく感じる間もなく…

siriasu

『いつか 恋することすら忘れられなくなるぞ』 ウ山あまねの新曲でこんな歌詞があった。わたしは基本的に何も忘れたくないし、特に恋だとか、消え去りそうなうつろいほど固定させたいものだと思ってきたので、この歌詞が膜のように心の薄皮を包み、目から鱗…

ゆうラン

時は時計によって音を含む、我々の五感は概念が保っている。沈黙も聞こえるし、夜は流れ込む。あなたの存在に熱や光を感じるし、あの日の思い出に灰色を見る。一、ニの間に無限がある、知覚できないものに如何様な価値を見出せるのか。私の光は誰を照らして…

クラゲ

忘れたくないこと。 言葉は不完全で不自由な、暫定的でしか足りえないツールだけれど、余すことなく伝えようとすることを、言葉を尽くすことを諦めない人が、おれは好きなのかもしれない。 毎日生きていたらあっという間に過去が積み重なっている。そのどれ…

定額制生き放題

おれは感動屋さんだしその分悲しいようなこともどっぷり悲しくなってしまう癖がずっとあったんだけど、感傷になんて意味ないみたいな風潮に苦しめられてきたのめちゃくちゃ馬鹿馬鹿しくなってきた。おれはただ自分の感情に誠実でいたかっただけだし、自分の…

N30

「19才になったら死ぬと思う」って言ってた幼馴染が今日で30周年。その言葉が本当だろうと信じられるくらいには儚く揺れていたのに今やスクスクと健康に暮らしているみたいだ。もう数年以上も会っていないがおれはそれが嬉しい。 あの頃、はやく人間になりた…

点と線

話したいことなんてなくて、おれにはやるべきことしかない。良くなり続けるということの、なんと味気なさか!人に言えないようなことや感情が消え去ったワケではないけれど、ただ淡々と良くなっている。身体の老いだけが口惜しい、良くなり続けてどこかで死…

虫っけら

はじめての気付き、わたしは自分に都合のいいことばかりの夢を見るとひどく落ち込む。自分の浅ましさや醜さ、愚かさ、身勝手さが身に染みる。それが夢という、深層心理のような、自身で管理できないところに滲み出てしまうとお手上げだ。わたしは、わたしと…

メーデー/明日

あっという間に2021年、令和は3年。1月も過ぎ2月に。2020年はどんな年だったか、半分以上働いてなかったし、世界には冗談みたいにウイルスが蔓延して人々はマスク無しでは暮らせない日々をおくっているのだった。そんな馬鹿な。2019年は猛烈に働きまくってい…