ゆうラン

時は時計によって音を含む、我々の五感は概念が保っている。沈黙も聞こえるし、夜は流れ込む。あなたの存在に熱や光を感じるし、あの日の思い出に灰色を見る。一、ニの間に無限がある、知覚できないものに如何様な価値を見出せるのか。私の光は誰を照らしているのだろうか。誰を暖めているのだろうか。誰の目を、潰しているのだろうか。愛する者を選びなさい、死は怠慢でありタイマンである。血と肉を抱えて夜を駆けたり、落ちたりしていく。溺れながら歩いたり、泳ぐように消えていく。会いたい人が居たとして、おれは会うだけでは物足りないし、触れることがしたい。寝不足の脳で輪郭を薄めて宇宙に触れようとした。越えようとして形を知るのは何事も第一歩。