泳ぐようなはやさで

近々、忘れたくないことを記す。

 

西田に9年ぶりに会った。あいつは頭が良すぎる。頭が良すぎることが芸術的だとまで思った人間はこれまで西田だけだし、これからも現れないだろう。あまり共通点のある人間ではないが、あいつの頭の良さは人智を超えているのであいつは俺のことが理解できるし、対話ができる。明らかに一段高いところから人生を見ている。魂の身長3メートルある?強く賢くしなやかな人間は優しい。また酒を飲み交わしたい。

 

大好きな先輩と久しぶりに電話した。面白ヤバ人間として珍獣扱いされがちな俺にとって、ちゃんと人として優しく先輩してくれるのはこの人だけかも知れないと思った。少し泣いた。もともと大好きだったけど、もっと大好きになった。愛おしい日々が一日でも多くあるといい。

 

でか美ちゃんに結婚おめでとうって言いに行った!なんて素敵な人なんだと新鮮に思えた。本当に素敵な人だ…。また近いうちにトークイベントに行きたい。

 

世界一絵が好きな妹みたいな友達に知らないことを教えてもらった。俺は彼女に世界一絵が好きって言いまくってるけど「嬉しい日もあれば重たいなって思う日もあるよ」って教えてもらった。そうか。俺は変わらないけど日によって受け取る側の気持ちって変わるよね。ごめん、って思ったけど、俺が変わらないでいてくれることがありがたいらしい。知らなかった。俺は変わらないよ。そんなの当たり前なのに、それがありがたいんだって。助かるなあ。めちゃくちゃ簡単だ。

 

「自分が本当に何がしたいのか」という心の声に耳を傾けられる早さを高めていくのが、良くなっていくということかも。

 

映画監督のもえかに俺の良いところを訊いた。「目を見て話聞いてくれるところ」って教えてくれた。でもそれって覗き込みたくなる君の目に魅力があるってことだ。話を聞きたいと思わせてくれるあなたに魅力があるってことだ。優しさって全部相手の話。俺はただ嬉しい。

あと「愛する才能がある」って言われた。数年前には愛の才能がなくて気が滅入っていた俺がそんなことを言われるだなんて。でも愛せる人と愛せない人はいる。全部相性だから、これも全部あなたの話。俺はただ俺にできることに嘘がないというだけ。

 

今いちばん追っている音楽家の方と話してみたいと酔ってTwitterに書いたら是非と反応がきた。書いてみるものだ。お話ができるのが楽しみ。とても可憐な人だと思っているが、きっとそうなのだろうと思う。

 

知らないうちに、もしくは自分の性質が(つまり俺が存在しているだけで)誰かを傷付けているかもしれないと思い、怖くて泣いてしまう。好きな人に傷付いてほしくないのは当たり前。自分の手で傷付けてしまったらと思うともっと怖い。でもそれはわからないことで、不安や心配で強張ってしまって、柔軟さやしなやかさを失うと余計に優しさを失ってしまうだろうから、考えないをする必要があるかも。