2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

健康で文化的な最高の生活を最低限

もう二度と会わない愛おしい人が幸せに暮らしていることと、もう二度と会わない憎々しい人が幸せに暮らしていること、どちらも触感は違えど皮を剥いで剥いでゆけば同じような属性を抱えていて、それが本質ってものに一番近い感覚なのかもしれないと思った夕…

world,love,you,

10代の終わりには世界の終わりにばかり想いを巡らせていた。「世界の終わり」厨二病の代名詞みたいなワードだが当時は決して仰々しくなどなく、他愛もないことのように生活に寄り添い似合い過ぎている時代があったように思う、息をするように終わるのか、実…

リボルバーその2

外側をガリガリ削ったら本当に芯に辿り着くのだろうか、研ぎ澄ますとはいうもののこの身体の真ん中にどれだけの価値が通っているのだろうか、思索は息をするように、友愛は溺れるように、愛するだとか大事にするだとか、いつ何をどのようにするのがそれにな…

リボルバー

この身体、ずっとしっくりきていないから喜びも悲しみも他人のもののようだ、いつの間に器と中身が入れ替わったのか、染み付いた匂いだけでぼくはぼくと呼べる?これは大袈裟なアイデンティティの話ではない、家に何か忘れてきたような小さな、ありふれた違…

詩のやうな海、夜の光

お久しぶりです、忘れ方を忘れるの次は忘れるを忘れるのだという認識が薄い膜を張るように暮らしている、宇宙だの世界だの屋上から見える見えない地平線の果てだの遠くの景色に想いを馳せていた頃からもう10年、絶対に忘れない、絶対に変わらないと信じて…