2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

このよのさみしさ

静謐という言葉が好きだ、それは透明にも似ている。身体が透明になる瞬間がある。それは孤独に似ているのだけれど、寂しくも悲しくもなく、それでいて寂しくも悲しくもあり、なんというか「完璧な孤独」という感じ。あの一瞬のために生きている。2年前、ひ…

うつつ・うつろ

もう愚かさに執着する必要がない、私の愚かさはあの日の銃弾のような言葉を信じるためにあった。もしくは私の過去が私を愛しんでくれたことを信じるためにあった。さよならばかりの人生だったが、いつかは自分の人生にさよならする時がくる。その時、自分が…

日々の泡、日々は泡、いつも朝

花は何の意味もないから、何の意味もない美しいだけを誰かに渡す気持ちは特別に決まっている。花言葉は誰が考えたのか、渡したいものに言葉が宿るなんて画期的だし呪いだ。連日、人を殺す夢を見ていた。殺すというか殺し合ってるんだけど、どうにか殺さずに…

一人称

誰かの人生の重荷や負担になりたくないといつも思っていて、それならたぶん死んで無になった方がはやいので、じゃあマイナスではなく何かを与えたいと思うのだけど、自分が誰かに与えられるものなんて持っているのだろうかという結論に、いつも辿り着く。私…

よわい気持ち、あわい愛

台風の夜にしにたくなってる、街は静か。五年前の曲を弾いて、四年前の気持ちになっている。この街は優しくも酷くもない街だが、ただ勢いと速さに流されてゆく。自分の信条を謳う際に、誰かを責めたり傷つけるやり方はしたくないなと強く思う。しかし感情は…