点と線

話したいことなんてなくて、おれにはやるべきことしかない。良くなり続けるということの、なんと味気なさか!人に言えないようなことや感情が消え去ったワケではないけれど、ただ淡々と良くなっている。身体の老いだけが口惜しい、良くなり続けてどこかで死ぬワケだから。こういう口惜しさを人類は何千年と重ねているワケだろうから、間に合って欲しかったな不老不死。愛してる人や物がどんどん増えて、自分のコントロールも上手くなっていく。その辺のセンスというか、早く若くから自分の扱い方に気付けてやれている人は羨ましい、おれの周りには若くて凄くてカッケーーー年下がゴマンといる。年齢なんて関係ねーって言うけど、ただただシンプルに老いが嫌って話、人対人という話ではそんなに関係ねーと思うよ。どうなってもいつまでも、今それが最良最善だと思うことを続けていくだけだし。来年再来年、おれはどうなってることだろうね。ずっと会ってない人にも会いたいよ、話すこと別にないから、会いたいだけなんだけどさ。