小雨が燦々と降る夜はエモい

詩、もしくは思想の日記

夜、液体、流れ込む

あ、純度の高い死にたみは贅肉で淀みまくった脳に対してやってくる。夜ってやっぱり液体だし、過去ってやっぱり潮流。昔すごくすごく好きな人に好きなタイプを訊いたら「知らない世界に連れてってくれる人」って言ってて、知らない世界を提供し続けられる自信ねえ〜って思ったこと、よく思い出す。けっこう面白がられる人間だし、すぐ飽きられる思い出がある。底の浅さを必死に隠して生きてる。そういえば愚かさをずっと愛してくれると言った人はそのこと覚えてないし、おれだけ永遠に忘れないから入り口も出口もない最初から牢獄のような感情です。結婚しておんなじ苗字になったことが、運命みたいだし完全に分かたれた世界線の出来事みたいでなんだかおかしい。事件みたいなこと沢山あったなあ、これまで。ちょっとしたこと一つ一つが大事件で、あなたに会えたことあなたに会えたことあなたに会えたこと、ひとつひとつの出会いも結構まあまあ事件だと思っている。10代後半から20代前半にかけて、トラウマのような地獄のような白昼夢のような桃源郷のような出来事がかなりあって、もう結構経つのに未だにそれなりの鮮度をもって記憶に起こってくるのだけど、それらともう二度と出会わないのだとしたら不思議な気分になる。こんなに鮮明なことが二度と起こらないということ。この世界に生きている人間に対して生々しい感情を抱いているというのに二度と会えないだろうことが不思議だ。二度と会わん人は死んでるのと同じかも知れんし、でもやっぱりちょっと違う。祈りのような感情を持つとして、その宛先が現世か常世かというのは、やっぱり違うのです。こうして思い浮くままに言葉を並べていたら少し落ち着いてきた。言葉ってなんだ。