暮らし1-2-3

とても恐ろしい夢を見て気が滅入った。今持っている積み上げてきたものを全て捨てて、知らない部屋でひとり暮らしている夢。特別恐ろしいことが起こるものではなく、ただ知らない土地の、知らない部屋で暮らしていく、暮らしていかなくてはならない話。それほど好きではない知らない仕事をして、淡々と暮らしていく夢。妙にリアルで、知っているかのような触感があって、本当のようで恐ろしかった。特別恐ろしいことが起こるわけではないんだ、ただ平和に、でもそれが自分の望む暮らしではないことや、自分の意思で変えられないということが直感でわかっていること、それを甘んじて生きていくしかないのだという生々しい触感が、とても恐ろしかった。真綿で首を絞められるよりも柔らかく、閉じていく感じ。それが現実的であることが恐ろしかった。最近は気が狂ったようにゲームばかりしていた。気が狂うというより、病的という言葉が近いかも。昔からひとつ始めてしまうと、とっかかりっぱなしで離れられなくなってしまう癖がある。これは本当に病的だとおもう。面白いゲームだし面白かったんだけど、頭が痛くてやめたいのに寝る間も惜しんで生活に支障が出ても続けていた。つい先日クリアをして、やっと少し落ち着いた。自分の身体や心をコントロールできないのがよくない。やりたくないけどやるべきだと思うことを努力したりしたい。家にいるのが好きだと思っていたけれどそうでもないのかも、少しまいっている。公園ではものすごい数の子供が遊んでいた。世界中がこんな状況でも昼下がりの春の陽気は穏やかで、社会やその運営と自然は分断されたものなのだということを感じた。普段は四季に応じて社会や人々も動くから忘れがちだけど。世界中の、人の居なくなった村や町で動物たちが闊歩している画像を見た。なんだかとても不思議なことだ。

できることはたくさんあるので、やるべきことをやらないとな。