絶望体験記

あまりにもな悪夢で目が覚めた。悪夢の嫌なところは内容もさることながら、自分自身の中から生まれるものなので、自分がこんなことを考えていたのだと明確に思い知らされるところだ。

確かに、そう。おれはなんとなくそんなことを考えていた、かも。それが具体性を帯びて、体感として押し迫ってきた。なんてものを見せてくれるんだろう、俺の脳は。俺を殺したいのだろうか。自分自身が敵になることは、流石にやめてもらいたい。