老害

心の吐きどころがない。裏切られてばかりだと思うのは他人に期待しすぎているのだろうか。2年前に最も心を傷付けてきた人の現在を観た。正直かなり食らった。楽しく暮らしてそう。てか2年も経つんかい。いま時の流れにびっくりした。ぜんぜん昨日のことのように思い出せるな。仲良くなれたと思ったのにな。

毎日仕事みたいな顔をしながらボーッと過ごす日々。進捗はかなり微妙。人生の進捗も微妙。メリハリって何?生きてるって何?音楽も映画も興味ない。ラジオを聴きながら思う、おれも誰かと喋りたい。でも誰かって言っても誰でもいいわけじゃないし、どうでもいい人ばかり寄ってくる。性格悪いって思うけど性格って全部相性だから、どうでもいい人も誰かにとってどうでもよくない人なんだろうから、仲良しとだけやっていきたい。そうなってくると本当に友達が少ない。誰にも心が開けない。好かれたい人には好かれない。仲良くしたい人と仲良くできない。そうやって捻くれた老害になっていくんだろうか。

誰にも言えない気持ちは歌にするべきなんだろう。タスクが詰まっていて落ち込む暇もない。頭をテーブルに打ち付けたい気持ちをグッと堪えて、思い浮かぶのは去っていった人たち。

さよならだけが人生だ。夜は液体だから割れた心に入り込んでくるし、呼吸もできなくなる。使い古した言葉と感情の端っこにしがみついて、感傷中毒患者のフリ。この街に初めて来た時の空の色はまだ覚えてる。あの頃大好きで仕方なかったアーティストは今日も炎上してる。お前の好きは好きじゃないって本人から何度も言われているから、おれのは愛じゃなかったらしい。愛過激派なのに、愛の才能がない。肉と骨をすり潰して残った最後の光に魂があると思っていたが、肉も骨も魂の一部。酒は麻酔。地獄と天国。大好きな人たちにこれから100回も会わずに死ぬんだろうな。

悲しいな。生きるって。