おれの人生は間違っていなかったの爆弾

おれは運命を信じている。というか、あるということを教えてもらった経験がある。これは言葉にはしづらいけれど、そうでないとおかしいという体験がいくつもあって、あれは今でもおれの人生の指標になっている。

おれの生き方はいつだって振り返ってわかることが多くて、あれは間違っていなかった、あれが無かったら大変なことになっていた、あの事があったから今おれはここに立っていられている、そういうことが無数にある。それはみんなそうか。

「絶対に幸せにしてやる」と言われたことがある。その人との縁は千切ってしまったけれど、信じられないくらいの幸運に見舞われた時、その人のことを思い出す。あの人の祈りは、おれがどんなことになっても適用されるだろうから。

人と馬鹿正直に関わってきた。誠実も不誠実も沢山やってきたけれど、残っているものは誠実に関わってきたものばかり。俺は過去に俺に何かをくれた誰かからの貰い物を拾って、奇跡を身に纏って生きている。償うべきことを償いながら。

おれの人生は間違っていなかったの爆弾は、後から爆発する。祝祭の花火はその時にあがる。好きなマンガのセリフだ、「人生がはじまったら、はじまった時にわかる」。

直感と魂に従って生きてきた俺の人生は間違っていなかった。始まったからには、続けよう人生を。生きていてよかった夜、かあ。おれの人生は、間違っていなかった。