荒野に立つ一本の木

つまらなさが果てしなく横たわっている今夜、また夜更かしをしている。気付いたらまた誕生日が来てあっという間にそこそこの男性になっていた。調子はほどほど。この先何を得るか何を失うかわからないけれどきっと納得はするんだろう。それだけで充分。荒野の果てに死ぬのか、おれに定められた運命ってどんなだ。ありあまる愛の使いどころはなく、ポイント還元程度に振り分ける。身の振り方という言葉、社会というグラグラの足場で歩みを止め(られ)ないおれの魂は。