2016-06-01 夜と銃弾 日々と思考 「君の愚かなところを愛してあげられるのはわたしだけ」と言われたことがある。言葉は言葉であるが故に言葉以上の意味を殺し、言葉程度の価値しか持ち得ないけれど、その言葉は言葉として、完璧な役割を果たしていたと思う。"何を言ったかでなく誰が言ったか"なんて多くの場合本質的じゃないけれど、"誰が言ったか"を無視してでは持ち得ない尊さがあると知ったあれは21の冬だったろうか、22の冬だったろうか。