小雨が燦々と降る夜はエモい

思うままに綴る詩のような日記

オン

感傷は流行りじゃない。失った夢だけが美しく見えるのは何故かしら?と松田聖子は歌ったが、それはある種の永遠だからだと思う。失ったものは永遠に形を変えない。なぜならそこに無いので。永遠に変わらないものをぼくはずっと探してきた。失ったものは美しく見える、けれどももしそれが美しいと感じる理由が「失ったから」という理由のみによるものだとしたら、そんなことは馬鹿げ尽くしている。あなたの魂の形を忘れない。そこにあった温度を忘れない。澱んだ暗黒を忘れない。光の言葉を忘れない。そしてせめてあるべきものが望まれる形で収まっていてくれとただ祈る。ぼくの身体や思想など、光の前では何の意味もない。愛は祈りだとしたらぼくは愛を持てているだろうか。愛は呪いともいうが、誰かをきちんと呪うことが出来ていただろうか。きちんと喜んだり、きちんと悲しんだり、きちんとしていきたいと思っている。人に言えないこともある。本当はそれも嫌だ。全部誰かにあげようなんてもうぼくには言えない。ぼくはぼくをもってしか、人と関われないのだから。光あれ。光、あれ。