勝手

おれは優しいのに最悪だから、好きな人たちの良さが世界に全知られするのが最悪な気分になることがある。おれしか知らなくていいんだが!!!そんなことはないです。もっとみんなの良さが知れ渡り、愛され、全てが上手くいくのが一番良いです。すっかり暑くなって梅雨も抜けたね。仕事で会う人には年に100回も会うけど、友達と人生で100回も会わないと思う。それがすごく寂しい気がするんだけど、実は結構どうでもいいんだよね、大事なのは回数じゃないから。おれが救えるなら救いたいんだけど、無理なら無理で全部上手くいってほしいな。

マイブーム、俺

最近バグったように自分に興味がある、作曲活動を再開した。ドラムの音決めてるだけで深夜になってた。あとゲーム楽しい。こないだ初めてボルタリングに行った。手のひらから肩の付け根までバッチバチに筋肉痛。まだまだしたことない。まだまだ知らない自分が在る。感じる。ひとりがずっと怖かっただけなんだ。愛とか無いとか思っちゃうやばい、他人を他人だと思う方がずっと大切にできる。みんな大好きだから二度と関わらないでね!など思ったりする。キャパシティを自覚した、俺には全てを抱きしめられない。羨んだりしてる場合じゃない!本当に二度と会えないと思っている方が、案外また会えたりするものなんだと思う。カレー食べたいからまた誘って!きっともっと面白いことになる、もしくはもうすぐ死ぬ

白白黒、黒赤

感性を分解と構築を繰り返す、繰り返していく。くだらないものはもう要らない。根拠がない方が愛してると言える。白と黒と崩壊する世界、初めて本当に初めて初めて考えた詞に曲を付けてみてもいいな。実家の黴の生えた窓枠から見る景色をずっと覚えている。横断歩道を赤信号で渡れるようになったら大人。カップヌードルカップヌードルになるまでの3分間は永遠の物語。

ワンダー

肉体に宿る精神、正しい身体に宿る精神以外を信用しないと言った人のことを心から信頼している。習慣は魔物だと大宰は言った(記憶があるんだけど検索しても全然出てこない)。簡単におかしくなったり正しくなったりするから、本当の自分なんて薄氷の上に立つような曖昧さしかない。というか全部俺だ、覚悟しろ。貴様に猫の陽だまりより暖かい優しさも、刺々の沼よりも険しい不快さも与えてやる。俺という点が在るのではなく、俺という幅が在るのだと思うと少し楽になった。振れ幅が存在だと言ってくれた妖精さん。でももういいのだ、おれはおれの意志で存在していく。またいつかあなたと音楽の話ができますように。

夏のネオン

おぞましい夢を見た。日常は変わりなく過ぎているのに、全てが根本から破壊されるような夢。あまりのリアリティに、そういうものかと受け入れて暮らしていた。地獄だ。世界の終わりが美しい世代だけど、ああいう終わり方は最悪だった。目が覚めた時に夢だとわかったけれど、いつだって本当にああなってしまう可能性があるから安心できなかった。外に出ると夏の匂いが鼻孔を膨らませる、暖かな日差しとこれからの季節を想うとやっと少し安心した。夏になりたいと思うが、夏になってしまったら夏のことはわからなくなってしまいそうだ。身体があるから季節を嗅げるし感じられる。私が私だからあなたの輪郭がわかることなんて当たり前なのに、ひとつになることを望んでしまう、誰かになれたならと思ってしまう。心配な人に出来ることは何だろう。手を伸ばしてくれない人のために出来ることはない。いま出来ることとやるべきことは見えている。生きるということ。私にとっての、生きるということをする。

夜をはさんだ向こう、とおいほしのひかり

良いと思ったものを良いと思う、悪いと思ったものを悪いと思う、それを端的に続けるのは機械的なように思えるが感性を大事にするということなのだろう。1年に数回しか連絡を取らないが大好きな人がある。数十分の電話だけで安心するし、一等賞だと思う。ただそれだけ。私のあなたへの永遠の信頼は保証されている。永遠なんてわからないけど、直感しているのだ。100年分の信頼をありがとうと思う。先日、知り合ってからは長いが2人で会うのは初めての友達と遊んだ。細かな所作や爽やかな気遣いが心地よく、多分ずっと好きだろうと思った。話すたびに好きと言ってくれる友達もいる、ぼくも好きだよ。数年会ってないが思い出した時に連絡をくれる人がいる、ぼくもよく思い出すよ、君が生きていてくれるだけでありがたいよ。連絡を取らなくなった友達がいる。悲しく苦しいが、喚くよりいつかまた交わることを祈りながらしんしんと生きる方が美しいということを本当は知っている。おれは頭がいいから本当は全部知っているし、愚かだからうまくやろうとしない。キャパシティが小さいのにとにかく全てを知ろうとする、かき集めようとする、溢れる。偶然溢れた中に大切なものが混ざっていたりもする。もう消したと思っていた数年前に付き合っていた人のラインが端末から偶然出てきた。驚いて、ちょっと連絡を送ってみたら既読がついてそのままになった。知っていたけどもう二度と会わないのだろうと思った。知っていたけど、知っていたのに。ダサいことばかりしている。美しいことも知っている。憧れはもういい、そろそろ行かなくちゃ。

蒼く光るもの

もう逃げられない、そう思った。わかってしまった。頭がいいから何年も前から本当はわかっていたこと。美しさも尊さも光も運命も願いも祈りも、本当は知っていた。わかりきっていた。ただどうしても信じたくなかっただけだ。この身体の輪郭を捉えること、それは失うことと同義だ。永遠なんてない。本当にない。全部死ぬ。本当に死ぬ。消えて無くなる。大好きな気持ちも大好きな人も大好きな時間も、全部消えて無くなる。祈りだけが残る。祈るとは何か、知っているか。私にとっての祈りはただ一つだった。おれを救うのはいつだって誠実さだった、それは行為の話ではなく、その人がその人であるということ、あろうとすることだ。ずっと嫌だったけど、そっち側へ行きます。さよなら愚かさ。さよならぬるい風。蒼く光るその海に沈む。生きるということ、藍を追うということ。なんで誰も知らないのさ、なんでぼくだけが知っているのさ。もう逃げられない。ぼくだけの光。