ひかりとやみ

人に話すような面白いことがない。が、別に人に面白い話をする必要なんてないのだと今思いカタルシスを感じる。猛烈に働いている。それなりに評価も得ている。面白くもあるけどまあまあしんどい。お芝居が楽しい。少ししかない自由な時間にそれに身を割いている。声優になりたい。中学生の時に思ったその気持ちに14年経った今、また戻ることがあるとは。人生って面白い。おれって面白い。そう、人に話すような面白い話はなくても、おれはおれが面白い。好きな人がいなくなったり、最悪な自分で人を壊したりして、果てしなく悲しみがそばにあることに気付く瞬間はあっても、けっこうどうでもよかったりする。それはもちろん、関わってきた皆々が幸福であってほしいと思うし、また関わりを持ちたいと思わないとは決して言わないけれど、わたしがわたしであることとは別で、そのことを混ぜるのは逆に真摯でないと思う。分割がうまくなってきた。うまくなったというか、そういうものだということに気付いてきた。それは救いでもあり絶望でもある。というか全ての事象がそうでもあると思うが。どっちかなんてあるのだろうか。分裂は絶望だし、フェールオーバーしてるとも言える。生きてける時に誰かが死んだり、勝手に死んでも誰かが生きたりする。わたしの悲しみがいつかの光になったりするのだろう。逆もまた然りだろうけど、そっちは考えない。光だけを見る。一所懸命生きてたら、どうせ闇も混じるし。それくらいの量でいい。今日もねむたーい。