夢魔

うつしよが淀む、ここも生臭くなってきた。詩と詞と私と死と思と。見えないものを見ようとして海に行きたくなった。疲れた身体と疲れた前頭葉。人の人らしさが胃に重い。いつも失くして気付くのは自分が自分じゃないとわからなくなってしまうから。何も背負えないからずっとひとりがいい。目を瞑ると無の音が迫ってくる。