小雨が燦々と降る夜はエモい

詩、もしくは思想

透明になる瞬間

カネコアヤノの『美しさも知らないヤツ』というフレーズがずっと胸に刺さって離れない。おれは確かにそれを知っていた、はず。「君には君の美しさがある」と言われた時、おれはすぐに頷けなかった。わからなかったから。ところで透明になる瞬間、とあの人はそう言っていた。透明になる瞬間。きっとそれはわかる。知らない街をひとりで歩いている時のあの感じ。部屋の窓から風が吹き込んできて、なんとなく歌が生まれる時のあの感じ。そういえば今日は良いメロディが浮かんだ。初めて知らないコードを使って曲を作った。知っていることしか怖くて触れない方なんだけど、ギターってこんなに自由なんだっけってなんとなく思った。あと昔作った曲を8カポで歌った。美しさよくわからんけど、やっぱり曲を作っている時の自分と歌っている時の自分は美しいかもしれないと思った。埋火とthai kick murphを聴きながら部屋を掃除している。こんなに良いバンドが全然知られていないの悲しい。Qomolangma Tomatoのライブがまた観られることはこの先あるんだろうか。このあいだTHE NOVEMBERSのガムシロップを初めて生で聴いた。一生そんなことないと思っていたのに。何年か前に川本真琴のやきそばパンを生で聴いた時も思ったな、あの時もTHE NOVEMBERSが対バンだったな。一生そんなことないと思ってたことが意外にある。もしかしたら、どこかに永遠とかもあったりするんだろうか?愛もコンビニで売ってるらしいし。言葉で伝えられることがあっても意味はないでしょう?だから言葉を使っているんだ。花は弱く無意味だから美しいのだ。あなたの美しさを、あなたが美しいということを思い出さなくても知っていたい。