小雨が燦々と降る夜はエモい

詩、もしくは思想

詩・死・私

おれはおれになっていく、そしてあなたがあなたとして生きれば生きるほどあなたになっていくとしたら、その先には断絶が待っている可能性もあるのだな。今のあなたとの邂逅が、過程の中だけに在るものなのかもしれないのだな。そしてもう会えない人達は、きっとそういうことなのだろう。だとしたらやはりおれは好きな人達への感謝を忘れないし、好きだった人達への感謝を忘れようもない。さいきん言葉が浮かばない。感性が死んでいくのだろうか。忘れたくないと思ったことも忘れて、過ぎていくことを厭わない。それはこの先にあるものが良いものだという確信によるものもあるのかもしれない。良いものが待っている、だから今を忘れていっても構わない。でも未来は未来、今は今だ。から、やっぱり五感を使って生きていきたい。今も過去も忘れたくない。おれは良くなっていく。今はいつか過去になる。うつくしさとは。運命とは。いろんなことをぼんやりと考えて、煙のように宙に消えていくが、愛おしいと思ったものや時間を、もっと大事に思っていきたい。その一歩として、そう記しておく。