小雨が燦々と降る夜はエモい

思うままに綴る詩のような日記

生存

春の嵐、ただでさえ風の強い千葉のはずれでは洗濯機の中のそれらの気分を味わった。暖かくなってきました、そちらの方はどうでしょうか。もうひとつの世界のぼく。穏やかに過ごせているでしょうか。調和のとれた大広間のようにやさしい冬の冷たさは懐かしく思うことはあれど、恋しく思うことはありません。ぼくはこちらでそう思えるもの達に出会いました。全てが必然のように思えてしまいます。これまでを振り返ろうとすると最初に浮かぶいくつかの大きな時点で、もしあちらを選んでいたら。あちらを選んでいなかったら。そんなものは本当にあるのでしょうか。あんなに緑色の夜をぼくは知らなかった。朝の似合う人、夜に近い人。1か0かではなく、全てを食べて、全てに飲まれて今、生きている。「運命ってあると思う?」この質問を何度も投げていた時期があって、あんなに納得する答えをくれる人がいるなんておれは知らなかった。絶対にありえないより外側の、この世界の枠組みが簡単に壊れたんだ。なめくじの色が本当はなめらかなミルク色で綺麗だと、知るより自然に知った。明日が来る。その次もきっと来る。触れられないけど消えないものが残念ながらあって、その切なさは正しい切なさなんだと思う。今を生きているなんて、なんて希望で、なんて残酷なんだろう。