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小雨が燦々と降る夜はエモい

わかってもらえなくてもいい 日々の記録

あまい

あの雨の音、四角い部屋でのことをぼくは忘れたくない。少なくとも、ぼくがぼくでいる限りは。永遠なんてほんとはないのかも知れないから、こうして電脳の海の片隅に記しておく。身体と心があるからここに居られる。脳のてっぺんから電気信号が足の先まで流れる。言葉はいつだって後付けだから、名前がつく前に、名前をつける前に、ひとつひとつに集中して、食べていく。理屈っぽいのに信じてないから、いつだって体感しないとわからない。言葉が淀みなく流れるのは誰かのおかげだ。魔法はこの身体に宿る。日記に書けない不幸とおんなじくらい本当なんだから、秘密は日記に書かない。誰にもわかって欲しくないことがあってもいいなんて、大森靖子さんから教えてもらった。時を途切って生きてきたけど、なかったことにはならなかったな。そういう生きものに育ってきたから、心配要らなかったね。傷付いてきてよかった。