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小雨が燦々と降る夜はエモい

わかってもらえなくてもいい 日々の記録

舟出

日々と思考

離れ離れになってもぼくらはぼくらのままで生きていくし、違う国で同じ朝の陽を待つ。舟出という曲を作った、静かで地味な曲だ。彼女は「別れとは川の対岸にいるようなものだ」と言っていた。ぼくにはその意味が本当のところではわからなかったから、何も掬い取れずに舟が遠ざかっていくのを見ていることしかできない。呼吸困難の夜に流れる星を見上げる。思い出は光砂となって海へと流れていく。もう何も言うことはない、祝福も呪いもない、感傷も要らない、誰にもわからないし何処にも行けないことについて、本当に何も言えることなんてないのだ。