小雨が燦々と降る夜はエモい

わかってもらえなくてもいい 日々の記録

詩のやうな海、夜の光

お久しぶりです、忘れ方を忘れるの次は忘れるを忘れるのだという認識が薄い膜を張るように暮らしている、宇宙だの世界だの屋上から見える見えない地平線の果てだの遠くの景色に想いを馳せていた頃からもう10年、絶対に忘れない、絶対に変わらないと信じていたものが廃墟のように殻の様相を呈す、なのに自分が自分だという認識は変わらないのが不思議だね、わたしをわたしたらしめているものは何なのだろう
降ってくるように流れ込んでくる言葉は柔らかく、こういう気持ちがいつもあると穏やかでいいんだけどな、もっと生まれた意味を知るような瞬間がいくつもあっていい、特別が特別だなんてもうダサいよね、本当のことにしか興味がないのはこの身体に不釣り合いだったね

あなたは死ぬにはいい日を過ごしているでしょうか、あなたには他人を憎んだ分以上に優しい瞬間があるのでしょうか、あなたはあなたの持ち物を少しは好きになれているでしょうか、あなたはきちんとそれらのことを無かったことにして少しでも多く光を見つけているでしょうか、消えないもの、終わらないもの、永遠を信じ続けられないのは愚かなのでしょうか、賢いのでしょうか
わたしは矢野絢子さんのてろてろが聴きたくなって電車に揺られ部屋に帰ります、ずっと浮ついた気持ちでいます、時計の針が戻らないことを信じ切れずジッと待っています、朝と夜が混ざり合う瞬間は掴めそうで掴めません、窓辺にて君を想う、それはただの残滓でぼくの器です、その向こう側の景色がいつも見たい、はやく回り続けて天才になりたい