降ってくるように流れ込んでくる言葉は柔らかく、こういう気持ちがいつもあると穏やかでいいんだけどな、もっと生まれた意味を知るような瞬間がいくつもあっていい、特別が特別だなんてもうダサいよね、本当のことにしか興味がないのはこの身体に不釣り合いだったね
あなたは死ぬにはいい日を過ごしているでしょうか、あなたには他人を憎んだ分以上に優しい瞬間があるのでしょうか、あなたはあなたの持ち物を少しは好きになれているでしょうか、あなたはきちんとそれらのことを無かったことにして少しでも多く光を見つけているでしょうか、消えないもの、終わらないもの、永遠を信じ続けられないのは愚かなのでしょうか、賢いのでしょうか
わたしは矢野絢子さんのてろてろが聴きたくなって電車に揺られ部屋に帰ります、ずっと浮ついた気持ちでいます、時計の針が戻らないことを信じ切れずジッと待っています、朝と夜が混ざり合う瞬間は掴めそうで掴めません、窓辺にて君を想う、それはただの残滓でぼくの器です、その向こう側の景色がいつも見たい、はやく回り続けて天才になりたい