新宿の駅前で男が戦争反対を訴えていた
「お兄さんたち!お姉さんたち!かっこいいよ!手も足も長い!顔も小さい!おじさんよりずっとかっこいい!だから話聞いて!」
そんなようなことを言っていて、そんな心のこもってないおべっかで若者が耳を傾けてくれると本気で思ってるのなら馬鹿にしているなあと思った
その横を通る時、後ろにいた中くらいの女性の方が
「宇宙人が攻めてきたらいいのにねえ、そしたら戦争だなんだなんて言ってられないでしょ」
って呟いていたのを聞いて、
九井諒子さんの『竜の学校は山の上』を思い出した
魔王が居ないと人間は人間同士で戦争を始める、魔王が居るから人類は結束して世界のために戦えるのだ、と〜〜〜〜〜〜っても良いマンガですよ、ぜひ読んでみてください
- 作者: 九井諒子
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2011/03/30
- メディア: コミック
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"誰もがいつだって被害者になることを恐れている、わたしは逆だった"
これは大森靖子さんのファーストフルアルバム『魔法が使えないなら死にたい』に封入されたライナーに書かれた一文だ
ぼくも被害者になるより加害者になる方がずっと恐ろしい、そう、魔王が居たらいいと思った、あいつが全部悪い、全部あいつのせいだ、あいつさえ殺せば世界は平和になる、これは被害者に与えられた権利だ、じゃあ被害者に責められ、世界に責められ、自分に責められ、加害者は何を責めたらいいのだろう
加害者は自分の意思を持って成した罪悪を償わなければならない、だとして、いったい何人の人が自分の行動の全てに責任を取れるのかな、自分が思いも寄らないような行動を、自分が生きていく中でただの一度も取るはずがないと確信を持って言えるのかな、
意思に依らずに成された罪悪もきっと世界には山ほどあるのだろうし、そのことで一生自分を責め続ける加害者も居るのだろう、そんなことを思った、
魔王はどうして世界を征服しようだなんて思いついたのかな
たまには改行をしてブログらしいブログを書いてみたくなった、おわり